外国産のローヤルゼリー
日本国内で販売されているローヤルゼリーのうち9割以上は外国産のものです。
日本国内で採取されたものはわずか1割に満たない量です。
外国から原料を輸入し、国内でサプリメントなどに加工して販売されている場合もあります。
その背景には、日本には養蜂に適した場所に限りがあるという点があげられます。
ローヤルゼリーを作り出すミツバチは温暖な気候でのみ活動できますし、寒さの厳しい時期には蜜を採取できる花が少ないため、日本では中国地方や九州地方など比較的温暖な気候の土地でしか養蜂を行うことができません。
そのため、国内産のローヤルゼリーは希少価値が高く、価格も高めの傾向があります。
外国産のもののうち圧倒的に多いのが中国産のものです。
中国の青海省は世界的にも有数の養蜂の盛んな場所です。
自然が多く大陸性の気候で冬の時期も比較的温暖なためミチバチが一年を通じて活発に活動することができる養蜂に適した土地です。
中国産以外にも台湾産、タイ産のものも多く輸入されていますし、わずかながらオーストラリア産、ニュージーランド産のものも見かけます。
ローヤルゼリーは鮮度が大切な食品です。
鮮度の面から見ると輸送に時間のかかる外国産のものよりは国内産のものが優れています。
コストの面から外国産のものを選ぶ際は、輸送に時間のかからない近隣の国から輸入したものを選ぶと良いかもしれません。
しかし、注意が必要な点としてローヤルゼリーはミツバチが花の蜜を採取し作り出すものですから、その原料をなる花の育っている環境についても考慮する必要があります。
いくら鮮度が良いものでも環境汚染された土地で育った花から採取した蜜でできているとしたらその品質が心配です。
原産国を選ぶ際は、環境の良い土地のものを選ぶようにしましょう。
日本国内に輸入されるものはある程度の安全基準を満たしているため安心できるとはいえ、毎日身体に取り入れるものですからより安全なものを選ぶようにしたいものです。